鈴が咲く【前編】

グガッシャドガバァァァァァアン!

























どんな音、聞かれても答えられない
ものすごく大きな音が響いて、

さっきの術で白く光っていて
何も見えなかった空間が、
少しずつ
周りが見えるようになってきた。

と、


『っ..ハッ...っ咲...』

さっきまで、
龍也君達の守護をしていた
柳達が、
亮ちゃん達の前で息を切らしながら
辛うじて立っていた。

少し膝を曲げて
片手を前に突き出していた柳が、
耐えきれなくなったかのように
琴とキヨ同様、崩れ落ちた。





「っ!?
え、や、柳!?
琴もキヨも、え!?」


『ばかやろ...
いくらなんでもやりすぎだぞ...』

『私達が止めなかったら
どうなってたか...』

『咲様も、
いつもより何割か
威力を落としていらしたので
なんとかギリギリ
止めることができましたが...』



咲、と呼ばれて
フッっと我に返った私は
柳達に駆け寄った。


「ごめん!ほんとごめん!!
ありがとう、柳、琴、キヨ...」


『...きっつ...
咲、頼むから
特訓でこれ以上力出さないでくれよ?』

そう言って少し微笑んだ柳に
思い切り頷いた。