鈴が咲く【前編】































『じゃあ、私達は守護に回るから』

『思いっきりやれよ?
あいつらもまぁ昔よりかは強くなったんだから
本気でやってやれ』

『しっかり守りますから。
安心して、勝負してきて下さい』


そう言って送り出してくれるみんなに
少し微笑んで倉庫の真ん中に移動した。



「そろそろやるよ!!」

「おぅ!」「あぁ」「よっしゃ」


勝負を受けさせるために
さっきみたいな言い方をしたけど、
受けてからは普通に接していた。


みんなが真ん中に集まる。


「じゃあ、本気でやってね?」

そういって少し距離を取った





みんなも距離を取って戦闘態勢に入った。







私は一族の一員である『咲』?
私は一族を統べる『当主』?
私は一族イチの妖潰し『紅竜』?


どうればいい。
みんなの前で演じてるキャラクターとの違い。
そのギャップが……


『ッ当主!』

柳の声が、聞こえる。



柳っ...




『当主』
その言葉で私は変わった。