『じゃあ、私達は守護に回るから』
『思いっきりやれよ?
あいつらもまぁ昔よりかは強くなったんだから
本気でやってやれ』
『しっかり守りますから。
安心して、勝負してきて下さい』
そう言って送り出してくれるみんなに
少し微笑んで倉庫の真ん中に移動した。
「そろそろやるよ!!」
「おぅ!」「あぁ」「よっしゃ」
勝負を受けさせるために
さっきみたいな言い方をしたけど、
受けてからは普通に接していた。
みんなが真ん中に集まる。
「じゃあ、本気でやってね?」
そういって少し距離を取った
みんなも距離を取って戦闘態勢に入った。
私は一族の一員である『咲』?
私は一族を統べる『当主』?
私は一族イチの妖潰し『紅竜』?
どうればいい。
みんなの前で演じてるキャラクターとの違い。
そのギャップが……
『ッ当主!』
柳の声が、聞こえる。
柳っ...
『当主』
その言葉で私は変わった。

