鈴が咲く【前編】




『...うん』
『だな』
『そうですね...』

何かを感じたように
目を合わせて呟いた三人。

「どうかした?」

『『『みんな、(あいつら....)(皆さん)
ご愁傷様です....』』』


!?









『咲。いや...当主様。
久しぶりの全力。
得と見せてもらうから」

片腕を前に突き出してきた柳。



柳らしいな....



コツン...


柳の握った拳に、私も腕を突き出して
握った手を合わせるようにあてた。

『ま、紅竜じゃないだけマシだな』



ニヤリと笑ったその顔に
くすり、と口角を上げ返した。





勝負まで後一時間