「...とりあえず、入ろう。

あの妖みたいになる人を
減らすためにも、結局は俺らが妖を
調伏していくしかないんだし。

妖にお礼を言われたんだろ?
咲。お前は、あの妖に感謝されたんだ。
最後の最後に、人間の感情を取り戻させたんだ。
大丈夫だよ」



翔がそう言ってみんなが頷いてくれた。

「...うん..
これから、もっと頑張るから...」

「咲希は、もう十分頑張ってるから」

龍也君が優しい声で言ってくれた



「っ.....ありがとう」