「ナントナント...
サスガハ、ソウリュウ。
イヤ、セイリンノモノトイウベキカ...」
!?
見上げると、
そこには妖が浮いていた。
「何者!」
そう言って
俺たちの前に立ちはだかる二人。
...また、
二人に守ってもらわなくちゃいけないのか...
燈兜。
前、二人に話してもらった...
妖鬼の一族...?
話を聞いていると、
燈兜とか言うやつの手下らしい。
「紅竜」
翔が、
咲ちゃんのことをそう呼んだ。
そのとたん、
咲希ちゃんの眼が変わった。
...オーラが、変わった。
「燈兜が
我らになんの用だ」
言葉づかい。
聖林の当主。
聖林の姫。
双竜、紅竜。
その威厳を、
責任の重さを、
その役の偉大さを、
覚悟の大きさを、
感じた。
光輝side end

