『ま、とりあえず寝てろ。

まだ邪気を浄化しきれて
ないんだからな?

九尾達もキヨも俺も結構やってたけど、
あんだけ奥まで入っててあの濃度だからな...

良くここまでもったよ』



そ...
そんなにひどかったのか...



『亮には言っておいた。
今日は休め。
……そもそも、咲は学校行かなくてんじゃないか?』


「いやいやいや...
行かないとだめだから」


『行っても
勉強しなくていいだろ?』


「うっ...
まぁそりゃ小さい頃からやってたけど...」


『じゃ、
やっぱ行かなくていいじゃん』


「そう言うわけにはいかないんだって...」



そんなことを話しながらも、
体から邪気が少しずつ抜けていくのを感じていた。