何、この状況…
恥ずかしそうなふりをする
「っ…!」
「...真っ赤。」
「う、るさいっ」
「何、すんの。
びっくりするじゃん」
落ち着いて聞こえるように、
でも恥ずかしいのは隠せてないみたいに、話す。
「こうしたかったから?」
返ってきた言葉を、
よくわからないフリをする。
「っ///」
…しゃーない。
横を向いて
見せないようにしていた顔を、上にあげる。
「っ!?
//////」
「翔....
離して....」
「/////
っわーったよ!」
そう言って離してくれた。
ふぅ、と気づかれないように息を吐いて
起き上がる
ペタリ、と頬に手を当てる
演技とはいえキャラクターになり切ってたからかな、
顔熱い…
「ちょっと行ってくるっ」
恥ずかしそうにしてキッチンへ逃げた。

