「っ!?!?」

これ...こんなにも強い妖気...


まさか!?

ガシャッ


カーテンが
壊れるんじゃないかってぐらいの勢いで、
校庭に面した窓のカーテンを開ける。





「駄目だ...っ!」

みんなも気づいたみたいで、
体勢を立て直す。

「「っ...」」

誠にぃも翔も
体調が万全じゃない。







あぁ〜もう!
タイミング悪いなぁ!?



「...っ二人共!
早くこっち来て!」

「「え?」」

「早く!!」

聞き返すとかそんな余裕ないって分かれ!!




近寄ってきた二人の目の前に立つ。


「っ、亮ちゃん!
結界を!」

「おぉっ!」



亮にぃが結界を張りなおす。


何分だ…一分持つか……?
無理かな…



「キヨ!」

式を呼び出した私。



「キヨ、この二人の回復、
手伝って!」

『はい』

スゥ....

二人が光に包まれていく。

チ エン ユ バ
「治援癒葉」

私も回復系札術で、回復させる。



「ん、もう平気!」

「サンキュ、咲」


回復が終わってすぐに、キヨを戻す。