「...わかった。」 みんなのことをなだめている佐島君は、 みんなのおにぃちゃんみたいで。 いつもみんなの前では冷静な翔が、 弟みたいになっててすごく不思議だった。 「ん。 じゃ、これでひとまず終わりな。」 「ありがとう、佐島君。」 「よーし! じゃあ次は何しよっか?」 遠山君が明るく声を上げる。 みんなの笑い声が、 部屋から響いていた。