鈴が咲く【前編】



普通にしていても体中が痛いのに...
打撲は動いたら余計痛いしなぁ...




「ほら、ひとまず出来たぞ。」

「あ、ありがとう!」

「咲...お前、歩けるのか?」




う...

「あ、歩ける...?」

「疑問形じゃん!」

「まぁ、
今日が休みでよかったんと違う?」



「う、うん。
この状態で学校行くのは...ね?」

そう言って体中を見わたす。



どこもかしこも……って言っちゃ言い過ぎだけど怪我だらけだった。

明るい声を出したのに、
みんな、怒ったような顔をしていた。



「み...みんな?どうしたの?」

「あ、...悪ぃ、なんでもねぇ」