そして、この地味なゲーマー㊛と
イケメン(?)な男子が一緒に歩くと
朝校門をくぐった時の女子の声が
私には悪魔の叫びにしか聞こえない。
「きゃぁぁぁぁっ!憐さまぁぁっ」
「憐さま…?隣の人は彼女なのー…?」
「憐くん、行きましょうっ?」
少女マンガ、恋愛あるある
『イケメングループ』
それが家の学校でも存在するのだ
面倒な事にその一人が自分の幼馴染
……シャレにもならない。
憐は校門をくぐれば
たちまち女子の塊に取り込まれる
その時に憐は『作り笑顔』を見せる
なぜか私には分かる。
心から笑っていないというのが。
その顔を見届けてから
近くの女子の間に開いた、細い道を
私は必死に抜けて、教室に向かう。
