「運命みたいだね!」
その言葉を発した日。それが、彼の歯車が狂い始めた日――。
お願い...。もう、やめて...!!

♪~♪~♪
ケータイのアラームがなる。

「ん~~。あー、眠いよーー。」

おはようございまぁす。難波 翼(なんば つばさ)13歳の中1です。

「つばさぁー!!早く準備して!もう車きてるのよ!」

「うそ!!何できてんの?!」

「今日は撮影の日!それに、マネージャーはうそはつきません!」

えぇー。今日は七穂とイオンにいくっていっていったのにぃー!

「準備できた?!はやくいくよ!!」

「はいはーい!!あーもう!!電話しなきゃ!」

そして私は、急いで車にのった。

えー...と七穂、七穂...あ、あったあった

プルルルル...プルルルル...『はぁい、もしもーし。つばさ?なーに。』

「あっ、七穂?あのね、今日イオンにいくっていってたじゃん。」

『うん、そうだよ。なに?いけなくなっちゃつたの?』

「そーなの。今日は撮影の日だった。ごめんね!!」

『んー。ま、しょうがないか。わかった。その代わりなんかおごってね!』