愛とか恋とか嫁だとか。

「キスの1つや2つ、酔っ払って友達としたりするじゃない?

しかも、女子中学生のハジメテ、とかじゃないんだし、何て言うか……」



自分で何を言おうとしているのか、さっぱりまとまらなくて。


そんなあたしを篠塚君が黙って見ていて。


……いつもと全然違う。


そんなに、素になっちゃうほど後悔している様子がまた、あたしを傷つける。


「……だから、何も気にすることないから」


うまく言えない。


「じゃあ……」


篠塚君が、あたしのすぐ側まで歩いてくる。


「じゃあ、もう一回キスしていいですか?」




………………は??


今、なんて????