生徒会副会長に任命されたせいで、毎日
私は、忙しい。

「副会長ー。来月の学園祭についての書類なんですけど。」

「あっ、はい!預かります‼」

そう、来月は学園祭。
そのため、今も準備で、大忙し。

「それでは、これは会長の方に渡して置きますので、他の準備をお願いします。」

了解です。と言って、文化委員長は戻った。しかし、会長はどこに行ってしまったんでしょ?見当たらないけど。

「桜ー。ただいま!」

「…おかえりなさい。」 じゃなくて‼

「どこに行ってたんですか?」

「どこ…秘密な!」 何で?

「まぁ、いいです。それと、これ来月の学園祭の書類が届いたので、よろしくお願いします。 会長?」

イヤミっぽく言ってみると、

「ああ、わかった。」 それだけ!?

パラパラと書類をめくっていく先輩。
そして…

「はい、返す。どうせ、まだ見てないでしょ?副会長もちゃんと見といて。」

えっ?もう見たの!?

「もういいんですか?」

「うん?だって、もうわかったから。」

どの辺が?

「わかりました。目を通しておきます。」

とりあえず了承。

すると先輩が…

「よく頑張るねー。人選は間違ってなかったよ。」

あれ、副会長の任命って適当だったの?

「さて、俺また外出てるね。」

「えっ?どちらに?」

外って、どこ?

「学園中の見廻り。」

「見廻り?会長、もしかして毎日?」

「そう。俺のお仕事だから。」

すごい。そんなこと言う人今まで見たことない。しかも毎日。

「いつからですか?」

「最初っから?」 さも当たり前のように!

「そーだ‼俺、今日遅くなるけど待ってて」

??????????

「つー訳で、今日はもう上がっていいよ。
お疲れ。」


えええっっ!!!