「好きなんです。入学した時からずっと」



それは、憧れ。
違う。違うよ。


好きとは、違うんだよ。



そう言いたいのに、言葉にならない。


あまりにも久住君の顔が真剣で。


真っ直ぐに私を見ていて。



何も言えなかった。