肉食系男子に、挟まれて~アザーストーリー~【完結】



放課後になり、音楽室でピアノに向かい鍵盤を叩いてみるが、まあ。
ブランクってのは怖い物で、中々手が動かない。


こりゃあ、本格的に練習必要だな。
朝も早めに来るかあ。


初日は簡単な楽器練習で終わった。



「お疲れ様です、文化祭まで期日も短いですし、頑張りましょうね」

「やるからにはいいモノ作ろうじゃないか」


と、教頭先生の喝も飛び、先生方の気合いは十分だ。



「安西先生、お疲れ様です」


山本先生は、すぐに私に近寄るとそう声をかけて来る。
楽譜を整えながら、私も返す。


「お疲れ様でした」

「一緒に帰りません?」

「結構です」

「ええ。ついでですから」

「何のですか」


意味不明ですから。



音楽室を出て、職員室に向かう途中。
窓から体育館に明かりが点いてるのを見付けて足を止めた。