「んじゃ、決まりで。俺が提案したから、企画しなきゃならなくてさ。
とりあえず、配役決まったら資料配りまーす」
「……はい」
とりあえず、後で辻先生に報告。
そして、今日の飲みはおじゃんになったって事を伝えないといけない。
いや?
その後に行けばいいのか?
週末ならまだしも、こんな週半ばに行くのもダメか?
とにかく、どうなるかわかんないけどなるようになれだ!
それから、昼になり辻先生に事のあらましを説明すると、あからさまに顔が歪んだ。
想像通りの反応に苦笑する。
すぐに立ち上がると、山本先生の机へと向かった。
それを後ろから私は眺めるだけ。
口は挟まない。
「山本先生、私トライアングルかカスタネット。
それ以外無理ね」
「ぶはっ」
真面目な顔でそう告げる辻先生に、意表を突かれまくって、吹き出してしまった。
ぎろりと睨まれて、慌てて口を噤むけど。
それはどうやら山本先生もらしく、顔を背けて肩を震わせている。



