「だから、先生が好きでいる事を許可してくれるなら。
俺はずっと好きでいます」
「二年半の内に気が変わるかもしれないよ?」
「そんな事ないですよ。俺、既に二年片思いしてるんですから」
「え!?」
それは初耳だ。
二年って、私と出会ったのは今年の春じゃないの?
「前に入学した時からって言ってなかった?」
「いや、だってそんな前から好きだったなんて気持ち悪いと思われるかなって。
言えませんでした」
「そうだったんだ…」
「俺、先輩がここに入ったんで文化祭遊び来たんですよ。
そこで、一目惚れしたんです」
「……嘘」
「本当です。そこからここの高校に入る為に勉強したし、先輩から英語の教師って聞いて英語は特に勉強しました」
「……」
「だから、俺にとったら二年って長くないんです」
そんなに想われていたなんて思わなかった。
二年前っていったら。
教師になってまだ日も浅かったし、覚える事だらけでいっぱいいっぱいだった。
余裕なかったから、周りをゆっくり見てる暇なんてなかった筈だ。
中学生の久住君とどういう出会い方をしてたなんて、覚えてるわけない。



