肉食系男子に、挟まれて~アザーストーリー~【完結】


「本当にわかってないの?」

「何がですか」

「彼は俺ってわかってた?」

「わかってなかったと思う」

「あ、そう。じゃあ、何で誤解されたくないの?」

「何でって」



そりゃあ…、ねえ。


………。


……って、あれ?

何でだ?



確かに、春斗の事を話せないから困るけど。
でも、春斗って久住君はわかってないんだ。

男友達とでもどうとでも言える。


寧ろ、久住君に諦めて貰ういい方法なはずだ。
私には男がいますからって。



……私、久住君に変な誤解されたくなかった。



男といるって、変に取られたくなかった。



浮気してる人の気持ちがわかったって、さっき思ったけど。



これって。
私、久住君が好きなの?