「んで、何を悩んでたの」
「……あの、今日のご飯を…」
思いっ切り小声になってしまったのは、しょうがない。
「今からそっち行っていい?」
「……どうぞ」
「んじゃ、待ってて」
ニカっと笑うと、春斗は部屋の中へと入って行く。
熱い。
顔が真っ赤な筈だ。
羞恥で真っ赤とか。
久々の経験ですわ。
あ、下着!
洗濯しっぱなしだ。
私は急いで下着だけ取ると、再度洗濯機に放り込む。
とりあえず、見られない様に。
すぐにコンコンと玄関の扉を叩く音がした。
扉を開けると、そこには笑顔の春斗が立っていた。
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