「どっち付かずな態度が一番残酷だから、それだけはやめなよ?
優しい様に見えて、一番酷いから」
「……はい」
「例え、私は安西ちゃんが生徒と付き合おうが応援するから。
黙っておくし」
「……辻先生」
うわあ、もう嬉しい。
うるうる来た。
なのに。
「だって、絶対そっちのが面白いじゃんか!
年下男の話!山本先生、結構女経験ありそうだし」
これです。
辻先生。
ふふ、もう。反論する気にもなれませぬ。
ずっとこんな調子で、私は辻先生とかなり飲み明かしたのだった。
少しだけ覚束ない足取りで、家路を急ぐ。
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