自分の不甲斐なさに凹みつつ、ビールを手に持つ。
「んで、山本先生とはどうなってるの?
何かさ、最初ほどがっついてる感じがしなくて、逆に不思議なんだけど」
「あ、はは」
辻先生、恐ろしく鋭くないですか。
怖いですよ、私。
「私としてはどっちとくっつこうが、面白いんだけどね」
「いや、久住君は生徒ですから」
「関係なくない?だって、男だよ?」
「……辻先生が逆の立場ならどう思いますか?」
「ない。年下がまずタイプでない」
キッパリ言い切った。
そうだったわ。
この人が、年上好きだったって事忘れてた。
そりゃ、生徒との恋愛は考えないだろうな。
「あーでも、私も告白ならされた事あるよ」
「え」
その発言に、ぴたりと動きが止まる。
まじですか。
え、告白ってまじですか。
私はどきどきしながら、言葉の続きを待った。
だが。



