嘘つき男子の愛し方






話の内容がさっぱりよくわからない。




…って、そりゃそうかな。





やっぱり盗み聞きもいけないと思うし、




この際もう、ゴメンね。とか言って
さっと入ってちゃちゃっとノート取って帰ろう。




そう思って、
ドアを開けようとしたそんな時…




「笠原さん、なかなか落ちねぇよな」




突然出てきた自分の名前に、
ドアを開けようとした手を引っ込めた。





「晴があんなに言い寄ってもダメだもんな。」




「でも最近、仲良くね?」




「そりゃあ、晴に言い寄られたら誰でも最終落ちるだろ」




晴に言い寄られたら?



落ちる…?




理解できなくて、
言葉だけが頭の中でぐるぐる回る。




「罰ゲーム、月曜日までだし。晴もそろそろ本気とか出すのかな」




「ただの落とせるかってゲームなだけだし、本気とかねぇだろ。所詮は遊びな訳だしさ」




罰ゲーム。遊び…。




そこまで聞いて、やっと理解できた。