嘘つき男子の愛し方





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理科の実験室などが並ぶ廊下。
ここまで来るのに、先生には会っても、生徒とはほんの数名にしか会わなかった。




科学の実験室について、
扉を開けようとしたその時…




教室の中に、
誰かがいることに気づいた。




少しドアのガラスから中を見てみると、




そこにいたのは、男子生徒2人
しかも同じクラスの子。




少し入りにくくて、
ドアを少し開けつつ戸惑っていたら、




「晴のさ、」




晴くんの名前が出てきて、
盗み聞きは悪いと思いつつも
少し耳をすませた。




「あー、罰ゲーム?」




「そうそう」




罰ゲーム…。一体何の話だろう?




「もうすぐだよな?一ヶ月」




「えーっと、今度の月曜じゃねぇ?」




今度の月曜日。一ヶ月?