嘘つき男子の愛し方





ーー次の日。






「あれー?やっぱ無いや」




「忘れてきたんじゃない?科学の授業移動だったし、実験室に。」





科学の授業ノート。
どうやら実験室に忘れてきちゃったみたいです…。





「まだ取りに行けるんじゃない?お昼休み終わるまでまだ時間あるし」




チラッと腕の時計を見て言う冬華。




「そうだね。私行ってくる!」




「あたしもついて行こうか?」




「大丈夫!冬華は教室で待ってて!」




それだけ言って私は教室がある校舎とは別の校舎にある科学の実験室へ向かった。