嘘つき男子の愛し方





祐大のところから戻ってきた仁菜に、
今なに話してたのか聞くと




「あ、昨日ね。松浦くんと、日直の仕事で数学準備室の掃除したの。それのお礼、伝えてって杉山に言われたから」





「それで、昨日一緒に帰ったんだろ?」




「うん。暗いからって送ってもらったんだ」




それだけ言って、
次の授業の準備をし出す仁菜。




…2人きりでだろ?




それが頭の中に引っかかる。




桃から仁菜を助けたのも祐大だし、




なんであいつばかり…。




仁菜は祐大が好きなのか?






そう思うと、



聞かずにはいれなかった。





「仁菜、祐大のこと好きなのか?」




「…へっ!!?」




突然焦り出す仁菜に、
ちょっと嫌な予感がした。