嘘つき男子の愛し方





「誰だと思う?」




そう聞いてくる松浦くんに、




「んーと。同級生…?」




全然予想がつかないから、
とりあえずそう言ってみた。




「だよなーー!やっぱそう思うよな〜」




すると、さっきまでの少し暗い感じからいきなり明るい口調へと変わった。




「うん…?」




よくわからないまま、
とりあえず返事をする私に、




「実は俺、玲子先生が好きなんだよね」




…と、サラッと松浦くんが爆弾発言をした。