「それよりさ、今日一緒に帰らねぇ?」
「え、えっと…」
「おっけ。決まりな!」
「ちょっと待っ…」
一方的にそれだけ言うと、私の答えを聞くこともなく男の子の友達のところへ行ってしまった。
そこに、さっきの女の子たちも着いて行く。
私のこと横目で睨んでるように感じたのは…気のせい。じゃないよね。
片桐くんに何故か絡まれるようになってから、前まで優しかった女の子たちからの視線が怖い。
せっかく、クラスの女の子全員と友達になれたつもりでいたのに
それもぶち壊し。
片桐くんはというと、全くそんなこと気づいてないし。
いきなり呼び捨てとさりげないボディータッチ、休み時間も近寄ってこられて、お昼ご飯も一緒に食べようとか誘ってくるし。
ほんっとに、災難…!!!!!!

