嘘つき男子の愛し方







ーーーーーードガァン!!





「隼人!!!?」




物凄い音と共に倉庫のドアを閉めていた、
隼人と呼ばれた男が一瞬にして倉庫の端へ吹っ飛ばされた。




「やべ。逃げようぜ」




私の上に乗りかかっていた男2人は
逃げようと、焦って体育倉庫を出て行く。




ーーーードン…ガッシャン!バタッ…。




また、何か倒れたような音がして
体がビクッとした。






「誰かいんだよな?大丈夫か…?」




少しして、薄暗い体育倉庫の中に
またまた男の子が1人入ってくる。




「笠原さん…!?」




名前を呼ばれて
薄暗い中、目を凝らして見てみると




「松浦…くん。」




それは同じクラスの松浦祐大くんだった。