ふらっとふらついてきた仁菜を支えると、やけに熱くて





昔俺が熱出した時によく姉ちゃんにやられてたのを思い出して、仁菜のデコに自分のデコを当ててみた。





あっつ…!!?





思わず少し大きい声が出てしまうくらい、熱をもっている。





いまにも倒れてしまいそうなほどふらふらの仁菜を、担ぎながら近くのベンチに座らせた。





とりあえず、スポーツドリンクかなんか買ってこよう。





こんな状態の仁菜を1人にするのは気がひけるけど、頭を軽く撫でて自販機を探しに走った。