「あっつ…。すげぇ熱じゃん!!!」




熱…!???




そっか。どうりでこんなにダルくて暑くて頭痛いわけだ…。





「とりあえず、一旦どこか座れるとこ探さねぇとな。仁菜、歩けるか?」





その言葉に頷くと、私の体を支えたまま、…ていうかほぼ晴くんに担がれるような感じで歩き出す。





「ごめんね晴くん。せっかくの初めての、デート…なのに」





「は?んなこと、この際どうでもいい。それよりお前の体がの方が大事だろ」





「うん。ありがと……」








その後、近くにあった空いているベンチに座って…






スポーツドリンク買ってくるからちょっと待っててと言いながら、晴くんが頭を撫でてくれたのがちょっと嬉しくて





なんだか心も体もポカポカな気分になったのと同時に、なんだかふわふわ〜っと眠くなってきて…。






ここで、私の意識が途切れたーー…。