嘘つき男子の愛し方







「お誕生日おめでとう。晴くん!」





「ん。ありがと」





嬉しそうに笑う晴くんの笑顔により一層ドキドキする。





「プレゼント、また今度用意して渡すね。」





本当は誕生日に渡したかったけど…。





「いいよそんなの。でも、その代わり…」




「うん?」





「仁菜からのキスが欲しい」





「へ!?」





ニヤっと笑う晴くん。





さっきよりも抱きしめられる腕の力が強まって、自然と距離が縮まる。