「なあ、そう言えばさ、なんで俺の家わかったわけ?」 突然そう聞いて来た片桐くん。 あれから少し片桐くんのお家でゆっくりさせてもらって、今は、もう遅いから…と家まで送ってもらっている最中。 「あ、祐大くんが教えてくれたの!」 「はぁ!?また祐大???」 「今日の打ち上げの時に、片桐くんの家わからなくて困ってたら教えてくれて…」 「あー、なるほどな。なら仕方ねぇか」 納得してくれたのか、首を縦に振っている様子を見て一安心。