嘘つき男子の愛し方






こんなクリスマスの幸せムード全開な所、早く抜けて家帰ろう。





そう思って、一層歩く足を早めた。





ま、家に帰ってもどうせ親父も母さんもまだ帰ってきてないだろうし。





家に帰るのは気が乗らないけど、雪も降って寒いし早めに風呂入って寝よう。





1人で色々考えながら、家の側まで帰ってきたとき…





玄関の門の前で、人が一人うずくまっているのが見えた。





誰だよ?こんな夜に…





警戒しながら少しずつ近寄っていくと、





体格的に男じゃなさそう。





じゃあ誰だ?…昔振った女とか?