「それでさ、仁菜とはどうなんだよ?」 「はぁ?」 大翔がやりたいと部屋から持ってきたゲームを一緒にさせられている最中、 大翔がいきなりゲームを中断しだして、何だ?と思っていると、突然そんなことを聞いてきた。 「晴にしては、随分普通の子だよな。仁菜ってさ」 ニヤリと笑う大翔。 随分普通で悪かったな。このクソガキ。 …ってか、 「お前なんでそんなこと知ってるわけ?」 「会ったから。保育園で」 「は!?」 会ったって…何で? てか、それいつだよ!?