冬華と2人全力で走って、20分遅刻してやっとお店に着いた。 店員さんに案内してもらった部屋のドアを開けると、もうみんな打ち上げ真っ最中。 「お、やっと来た!」 遅れてきた私たちに最初に気づいてくれたのは祐大くん。 こっちこっち。と手招きされて、開けておいてくれたらしいソファーに冬華と座った。 …て、あれ? ドキドキしながら部屋に入ってきたものの、片桐くんの姿が見当たらないんだけど…??