「梨々香がどうしてもお迎えは仁菜ちゃんがいいって聞かないのよ。悪いけど行ってくれない？」
ん〜…。
そうは言われても、今日は精神的にもう休みたい気分だったのに…
そうは思ったものの、
『梨々香が待ってるから』の一言を聞いて
私はしぶしぶ、梨々ちゃんの通う
ひまわり保育園に向かった。
保育園までは歩いて10分くらい。
実は私も、小さい頃はここの保育園に通ってたから、少し懐かしい気分になった。
「お迎えですか？」
「えっ、あ。はい！」
いきなり後ろから保育園の先生らしき人に話しかけられて、少しびっくりしてしまった。
