うちのお母さんと佳代子叔母さんは、 凄く仲良くて、結構頻繁にお茶会してる。 今日はうちの家ってことか…。 「こんにちは。ごゆっくりどうぞ!」 「ありがとう〜…って、ちょっと待って仁菜ちゃん!」 お菓子とジュースを持って、 部屋に上がろうとした私はなぜか叔母さんに引き止められる。 「仁菜。梨々香ちゃんのお迎え行ってきてちょうだい」 口を開いたのはお母さん。 「梨々ちゃんの!?」 梨々香とは、佳代子叔母さんの一人娘。 私の従姉妹で、確か今5歳だったはず。