嘘つき男子の愛し方





人の目を気にしながら、
やっとの思いで学校に到着して安心したのもつかの間。





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「席替えしたい」




HR。




誰かが言い出したことから、
席替えをすることになった。




今の席、光の反射でたまに黒板見えにくいからラッキー




なんて、思ってた私がバカでした。




「よろしくな〜仁菜!はい握手ー」




隣の席から手を伸ばすのは、片桐くん。




どうしてこんな時に隣にするのよ。




神様の馬鹿野郎。
くじ引いた私の右手馬鹿野郎。