嘘つき男子の愛し方





猛ダッシュで学校から出て、
少し走ったところで足を止めた。





足を止めた瞬間。
頭の中に蘇ってくるさっきまでの出来事。




やべえ。




俺、告っちまった…。






しかも絶対俺のこと好きにならせてやるとか、覚悟しろよとまで言ってしまった。





場の勢いとはいえ、
仁菜が目の前にいたからとはいえ、





我ながら、恥ずかしすぎて死にそう…




柄にもなく顔熱いし、
きょどってたよな。かっこ悪い。





まあ、でも、
罰ゲームのことはもういいって言ってたよな。




私も少し楽しかったって言ってし。






これは…とりあえず謝るのには成功したんじゃねぇの?俺。