「初めは遊び半分だった。これは本当だし、悪いことしたって反省してる。」
「でも途中からは違った。俺自身よくわかんなかったけど、とにかく仁菜といるのが楽しかった。ゲームなんか正直忘れてたし、どうでもよかった」
俺がそう言うと、
仁菜が俯かせていた顔を上げた。
「仁菜の笑顔がもっと見たいって思って、もっと仁菜のこと知りたいと思った。…で、気付いた。」
「俺、仁菜のことが好きだ」
「…へっ!!?」
俺が教室に入ってきた時よりも、更に目が大きく見開かれた。
そして、次第に真っ赤に染まる仁菜の顔。
…って、俺。
ーーーー今なんつった?

