4時間目の授業が終わるチャイムが鳴った。
4時間目の授業は化学で、
ちょうど今日は実験室で実験を行っていた。
クラスの誰よりもはやく、俺は実験室を飛び出して、教室に戻るために通らなければいけない階段の踊り場で足を止めた。
ここなら、
確実に教室に戻る仁菜が通る。
名付けて、『仁菜を待ち伏せして、そのまま話を無理矢理聞かせてしまえ作戦』
我ながらなかなかの案だと思う。
ザワザワと、同じクラスのやつらが階段を下りていく。
途中、女たちが絡んできたけど、
なんとか教室に返した。
そして、また少ししてから、
数名の女子の声が聞こえてきた。
大声で笑っているのは、
多分仁菜の友達の早見。
来た。
俺は心の中で確信した。

