「それと、もう女の子を周りに寄せ付けつけたり、遊んだりは本当にだめだよ。晴が仁菜ちゃんを好きなら、その子だけを思わないとね」
携帯のアドレスも全消し。
…と、携帯を奪われて、全ての女の連絡先を消された。
その後すぐに、大翔のお迎えがどうのって言いながら姉ちゃんは帰っていった。
うまくいったら、あたしに仁菜ちゃん紹介してね。なんて言ってたし…。
よし。
まずは謝ること。
思い返せば、まだ仁菜に謝れていない。
仁菜が徹底的に避けてきて、謝る機会すらなかったし
それに、開き直って今まで通り女と遊んだ俺が一番悪い。
きっと仁菜のことだから、
そんな俺を見てますます嫌になっただろうな。

