嘘つき男子の愛し方






「じゃあ罰ゲーム付きな!負けたやつは、クラスの女子に言い寄って一ヶ月以内に落とすこと!」




祐大が決めた罰ゲームに、
他の男子が盛り上がる。




そして、罰ゲーム付きのババ抜きの結果




負けたのは、



俺だった。





「なーーんだよー。晴が負けるとか、
もう罰ゲームの意味もねぇじゃんー」




「晴なら誰でも余裕だよな。
一日で余裕じゃねえのー。」




そんなことを言いつつ、俺以外のメンバーで罰ゲームの相手を決めるクジをつくっている。




まさか、
俺も自分が負けるとは思ってもなかった。




「はい。どうぞ引いてください」




「一枚だけにしろよ〜。」




「クラスの女子がこれ以上晴に食われるのは勘弁だからよー」





「へいへいー」




どうでもよくて、
一番上にあった一枚を引いた。