ーーーーーガラッ





「…わ!びっくりした。どうしたの2人共」





中から出てきたのは玲子先生。




ちょうど、ドアの前に立っていた私と鉢合わせになってしまう。





「あっ、あの…それが…」




「なあに?」




言わなくちゃ。




咄嗟にそう思って、息を吸った。




「あのっ!…先生の連絡先が知りたいな…なんて」




私がそう言うと、
一瞬先生の表情が固まった。




「勉強わかんないとことか、聞けたらいいな…って思って…」





…やっぱダメかな?




なんて考えていた矢先、




「うん。いいよ!」




そんな返事をもらって、ホッとした。