嘘つき男子の愛し方






「ごめ…ん。ちょっと話したいことあるんだけど、時間ある?」




呼吸を整えながら、そう言う松浦くん。




話したいことって…




片桐くんのことかな…。
松浦くん仲いいし。




きっとそうだろうな。
そんな予想はすぐについたけど、




「うん。大丈夫」




私を追いかけて走ってきてくれたんだろうし、ひとまず話を聞いてみることにした。




「よかった…。」




すごく安心したかのような表情にかわった松浦くんと、




学校の近くにあるファーストフードのお店に入った。