夜20時半


だいちゃん達は戻って来なかった


僕はこの島にきて一人の時間のが多かった



一応置き手紙を残した




「ちょっと出かけてきます。 奏」




僕は美波のところへと向かった







昼間とは全く違うようにみえる景色



そしてきれいな君





僕は少し見惚れていた






「遅い!」

美波に僕は怒られた


「ごめん」


美波はニコっと笑った


「こっちにきて」


そう言って君は僕の手をとった

君に引っ張られついたのは小高い丘







上を見上げると届きそうなくらいに近い星たち






「満天の空…」



「あなたわかるの?」



「ちゃんとはわからないけど美しさはわかるよ」

星明かりに照らされた君はすごく可愛かった


「美波はどうして僕をあなたと呼ぶの?」


「かなは…かなってのは沖縄で愛してるって意味よ。だから恥ずかしくて…」


「美波…僕を呼んでよ」


「奏…」







僕と君の唇が静かに合わさった