私と猫。


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『ニャァ〜』
と言って私の首元に顔をこすりつけてくるクロ。
『ふふ、クロどうしたの?くすぐったいよ』
『ニャ〜』
『なんだよもう、可愛いなぁっ』
と言って、抱き上げて私の足に乗せると伏せて喉をゴロゴロ鳴らす
だから私は頭を撫でてあげる
そしたら気持ちよさそうにして寝るんだ
その顔が可愛いからずっと見つめていた

私もいつの間にか寝てたようで起きるとクロは足元に居ない。
どこを探しても見つからない。
『クロ?どこに行ったの?』
いない
『クロー?どこー?』
と木の下や草の中や家の周りを探したけどいない
空も曇ってきている。
『クロー出ておいで〜!』
どれだけ探しても出てこない。
道路の方を見に行った瞬間…
『キキィーー!』『ドンッ!』
やめてよ。
『クロォ、クロォーー!』
もう思い出したくないんだよ。
やめて…
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