気まぐれなほのぼのちゃん。

先輩たちとお別れして、教室に荷物を取りに行く途中


「瀬川、瀬川、瀬川......って、聞いたことがぁ......って、あ゙あ゙!!」


と、急に声を荒らげた。


「うぎゃあ!?ど、どうしたの?!」


「お、思い出したのよ!!瀬川 宏貴!と瀬川 佑貴!」


突然、肩を掴まれてぐわんぐわんと揺らし始めるあっちゃん。


「うぐっ、ぎ気持ち悪いよぉ〜あっぢゃん〜。」


「は!!ごめん、メイ!!」


「う、うん。」


死にそうな程な勢いだったよぉ〜。


「でね、瀬川 宏貴と佑貴っていうのは、この学校で有名な双子の先輩!」


てか、切り替え早いっす。呼び捨てにもなっておりますぞあっちゃん。


「そ・れ・に、ちょー似ててちょーかっこいいの!!てか、なんでもちょーが付くくらいすごい人達なの!!」


「へぇ〜、そんなに有名なんだねぇ〜」


知らなかったなぁ〜。でも、そんな感じだったよね〜。