雪の日の残像~記憶のヒトカケラ~

「わたしね、もうすぐしゅじゅつするの!」
少女は笑う。
「もうすぐね、さよならかもしれないから。」
その言葉に、僕は悟った。

――――あぁ、この子は病気なんだ、と。